サロンで働きだして、すぐにはカットさせてくれません。
何事も下積みがありますので、最初から経験値の少ない方にカットはさせれません。
まずはシャンプーとかサポート的な、お仕事でしょう。
一日に何人ものお客様をシャンプーしては、ドライヤーで乾かしてを繰り返すと手の脂分がなくなり、ひび割れしてきます。
でも、安心してください。
サロンにいる先輩方も最初はそうだったのです。
皆さん通る道であります。
美容師の平均年収は20代後半で310万円。
平成22年以降の285万円から徐々に上がっているものの、それでもちょっと少ないと思っている方も多いのではないでしょうか?
美容師というのは華やかな職業に見えますが、かなり収入が少ない職業でもあります。
収入が少ない事が理由で美容師を辞めてしまう方も多いみたいです。
カリスマ美容師のブームで美容師を目指す方が増えました。
大阪の某有名理美容学校の入学募集数は下の通りです。
理容60名 美容300名(平成28年度)
この意味わかりますでしょうか。
美容師は収入が少ないので、独立を必ず考えますが。
美容師のなり手が圧倒的に多い事で、独立しても売り上げを確保出来るか不安な状況になってます。
低料金な美容チェーン店もあり、かなりお客様を吸い取られているのも、事実です。
この状況の中、特に男性美容師は不利になります。
凄く簡単に御説明します。
例えば
60歳の美容師
①20代女性はカットしてもらいたいですか?
(新規顧客獲得が難しくなる)
②今まで繋いできたお客様が若い美容師に取られる可能性がある。
(固定のお客様が減る可能性がある)
③男性のお客様が薄毛になり、理容店に行くようになる。
(薄毛で美容室には行き難くなる可能性がある)
低料金理美容室は大人1500~1800円とお手頃価格です。
必要な事はちゃんとして、必要でないことをはぶいて料金を下げる。
低料金で技術を提供し、今の時代にあっているからこそ低料金理容店や低料金美容室が幅広くチェーン展開していけてるのでしょう。
回転寿司で例えると・・・
回転寿司も同じように、一昔前は乾いたネタが回ってた時代がありましたが、今は競合店も続々出てきてるのです。
価格競争は底についているので、次は質の向上しかありません。
ここで理美容と回転寿司に時代の流れは、似てるんだけど理美容にはかなりの危険性が見えてきます。
ここからは妃京さんに答えてもらいましょう。
「私(妃京)個人の意見」
こんにちは妃 京です。
また、難しい問題ですね。
回転寿司の場合は仕入れがありますので、仕入れ価格で左右されます。
値段以上のサービスをしようと思っても必ず限界が来るということです。
ここ重要です、理容室又は美容室の場合は、人の技術ですので仕入れが人件費です。
技術の質を上げるのも下げるのも人次第で限界がないということが分かります。
低料金理美容は1500円~1800円とリーズナブルな価格ですが、人が技術をしますので質を上げるのも下げるのも限界がないというのが分かりますね。
ここがかなり危険、高料金理美容は低料金理美容以上のサービスや技術を求められるので、人を超える技術が必要になるのではないでしょうか。
待ちに待ったカットと思っていたら、急に先輩方が教えてくれなくなった。
これには、理由があります。
シャンプーを教えたのは、先輩たちの手が荒れたくないからかもしれません。
お顔そりを教えたのは、カットしてお顔そりでかわってくれた方が楽だからかもしれません。
じゃあ、いきなりなぜカットになると教えてくれなくなる先輩たちがいるのか。
それは、カットを教えて先輩たちより上手になれば、先輩方の誰かが下回りに降りなきゃいけなくなるからです。
降りるだけなら良いですが、ずっと下回りをさせられてると給料を下げられるのが恐れているからです。
頑張って教えてくれる先輩や師匠であれば運がいいのかもしれません。
もっとひどいのが見て覚えなさいだけの人、これは言うだけで教える気がない可能性がある。
見て覚えなさいでカット覚えた人は、見様見真似なだけで、理論的に理解していない可能性がある。
理解していないから教えれないのかもしれません。
{アドバイス}by妃 京
見習いの本当の意味をしろう。
見て覚えるので見習いと勘違いしている人が多い。
確かに見て覚えることも多いし大事でしょう。
ですが見るだけでは出来るようにならないことも事実です。
師匠や先輩の技術を見て「自分自身のやる気を伝える」のが見習いというものです。
誰もやる気がない方に技術を教えても時間の無駄ですからね。
見られていると「やる気がある」と感じて教えてくれるようになります。
見て自分自身のやる気を伝えて、教えてくれるようにするというのが、見習いという本当の意味だと私は感じます。